病院での診察内容、事前に準備するもの
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痔の治療は肛門科・肛門外科の病院、または消化器外科のある病院で行えます。町や村にお住まいの場合は大体が総合病院の中に入っていると思います。都市部であれば肛門外科などの消化系の専門クリニックがあります。
専門クリニックの方が診察がスムーズな場合があるので、通えるのであれば総合より専門クリニックをオススメします。
痔の診察を不安に思う方もいらっしゃると思います。どのような事をされるのか、また診察する前にまとめておいたほうが良い情報についてお教えします。
診察内容
診察 | 内容 |
---|---|
視診 | 肛門の状態を見られます |
触診、指診 | 肛門周囲を触ったり、肛門に指を入れて内部を診られます。ゼリー状の麻酔を使われるので想像しているよりは楽でした |
肛門鏡による診察 | 器具で肛門を開いて内部の状態を診られます。指診の流れで診られたのであまり気になりませんでした |
【後日】便潜血検査 | 便の中の血を診られます。大腸の異常を確認できます |
【後日】注腸造影検査 | X線検査です。胃を診るときと同じバリウムを使った検査法なのでガスで腸内が膨れます。前日に下剤を飲んだりと事前の準備が必要になります |
【後日】内視鏡検査 | 内視鏡を使ってモニター確認します。胃カメラの腸版ですね。ウンチが溜まっているとダメなので、こちらも事前に下剤を飲むなどの準備が必要になります |
人間ドックを受けたことがある方は痔のチェックをされるので大体わかると思いますが、まず触診されます。
病院へ通いたくない理由は触診ですよね。これは避けて通れませんので覚悟を決めるしかありません。
お尻は一応穴の空いた布で隠されるので、実際診察の段階になるとそこまで恥ずかしい思いはしませんでした。
私の痔は排便時に内痔核が肛門から出て、しばらくお尻を休ませれば戻っていくレベルだったのですが、診察は肛門鏡までで、X線検査や内視鏡はされませんでした。
胃の検査でバリウムを飲んだことがありますが結構辛いんですよね。胃と同様に腸のX線検査もガスを我慢するのが大変なようです。
事前準備
格好
診察に持っていく物はありませんが寝ながらお尻を出したり、方向を変えたりするのでお尻を出しやすい緩めのズボンを履いていきましょう。ジーンズやタイツのようなものはオススメできません。
便秘で便が溜まっている方は、念の為にズボンと下着の予備を持っていった方が良いかもしれません。そうそうないとは思いますが、指を入れられた刺激で便が漏れるかもしれませんので・・・。
排便
便が溜まった状態だと正常に触診できない場合があります。可能な限りウンチをしてから診察に向かいましょう。
下剤などで無理に出すのは止めたほうが良いそうです。
生理
生理中でも診察を受けられるそうです。が、気持ち的には避けたいですね・・・。
情報
お医者さんに伝えるべき情報をまとめておくことで正確な診察になります。
問診票にも書く項目がありますので、当日病院の受付をスムーズに終わらせるためにも前もって情報を整理しておきましょう。
- 悪い症状が出始めた時期
- 過去にかかった病気や、治療中の病気
- 現在飲んでいる薬
- 痛みについて
- どこが痛むのか
- 痛むタイミング
- 痛みの種類と大きさ
- 腫れについて
- 腫れるタイミング
- 大きさ
- 出血について
- 出血のタイミング
- 血の量
- 出血の仕方
- 血の色
- 便について
- 普段の硬さ
- 便秘/下痢の具合
- 便の色
- 排便にかかる時間