痔を患って20年!改善するまでの痔生活を紹介
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痔の生活を紹介するというワードから恥ずかしいですが、私の約20年に渡る痔の経験を赤裸々に記述したいと思います。
私が患っていた痔の種類は外痔核と内痔核の両方になります。一度トイレに行くと1時間ほど寝たきりになるんですよね・・・。幸い痔核は時間が経てば引っ込む程度のレベルでした。今現在は改善され気持ちの良い毎日を送れています。
もしかしたら痔かも?痔ってどれくらい大変なの?と不安になっている方の助けになれば幸いです。
このブログには痔を改善させるための様々な情報を記載していますので、他の記事もぜひ御覧ください。
今思えばあれは痔だった
20年前、私はまだ高校3年生でした。ある日、お腹は痛くなかったのですが下痢だったんですね。下痢になりやすい体質だったので特に気にすることもなくトイレットペーパーでお尻をふきます。
するとトイレットペーパーが真っ赤になっているじゃありませんか!色は少し浅黒い感じで明らかに血便です。便器を見ると底の水が真っ赤に染まっていました。
血に染まった便器を見ると心臓がバクバクと高鳴り目眩もしてきました。血便=重大な病気としか思いつかなかったのでとてつもなく不安で泣きそうでした。
ネットで調べてみると癌の1文字が・・・。当時は携帯電話が普及し始めたくらいでインターネットはそれほど一般的ではなく、情報があまり無い時代でした。
高校生だった私は癌という言葉に恐ろしくなるも誰にも相談できないでいました。「また血便だったら病院へ行こう」、この事は胸にしまい普段の生活を過ごすことにします。
それからは幸い血便が出ることがなく、その事を忘れて数年の月日が流れます。今思えば血便の原因は内痔核からの出血だったと考えられます。
お尻がヒリヒリすることが続き、そして・・・
血便から3〜4年ほど経過したある日、トイレを済ませるとお尻がヒリヒリすることに気が付きました。下痢のときに感じる痒みを伴うような痛みです。触った感じは特に異常はないようでした。
トイレの後からしばらく時間が経てば痛みはなくなるので、少し下痢だったのかな?という軽い気持ちで毎日を過ごしていました。
今思えばこれは外痔核ができる前兆だったように思います。
肛門にイボのような物を見つける
トイレの後にお尻がひりひりする事が続いて1〜2年ほどたったある日、トイレでお尻を拭く時に痛みが走りました。綺麗に洗って指で確かめてみると小さな3mm程度のイボができていました。
昔血便をした記憶が蘇りました。「ああ、痔だったんだ・・・」と。肛門外にイボができているのでこれは外痔核と呼ばれる痔です。
イボがある場所は身体から観て肛門の前方部分の少し左にできていました。触ると痛く、歩くと下着がこすれるからでしょうかヒリヒリと痛みます。
少し休憩すれば直ぐに痛みがなくなるので普通の生活を送ることができていました。この時すぐに病院に通う、もしくは乙字湯を飲んでいれば、後々苦しむことはなかったのかもしれません・・・。
内痔核が肛門から出る恐怖のトイレ生活
外痔核ができたりできなかったりと不安定なトイレ生活を5年程だましだまし続けていました。
しかし、ある日これまでにない痛みを伴うトイレの日がありました。今でも覚えています、便は柔らかく下痢気味でした。用を足した後、かすかにお尻に風を感じます。今までにない感覚です。
トイレットペーターでお尻を拭くと今までにない痛みが走ります!そして謎の異物感。
この時は外痔核・内痔核の知識が無いので痔が巨大化したのだと思っていましたが、これは内痔核が肛門から出てきた状態でした。内痔核とはその名の通り、肛門の内側にできる痔です。これが肛門から出てくるということは、感覚的には肛門の内側が裏返って出てきたようなものですね。
この頃からうつ伏せでお尻を休めて痔を収縮させる生活を続けます。内痔核が出てきても病院へ通わず、薬を買うことも恥ずかしくて放置状態でした。
なるべく早くトイレを済ませるように気をつけていると1ヶ月くらいで内痔核が落ち着くようになります。
その後は内痔核が出ない日の方が多くなり沈静化していきました。が、それも長くは続きません。
外痔核と内痔核の驚異のコラボ
もっとも辛い暗黒時代に突入します。
内痔核が出てくるようになり4年ほど経過します。この頃には痔が当たり前の生活になっているので正直気が緩んでいた時期です。
ある日、トイレで用を足すとピューッと何かが飛ぶ感じがします。なんだろうと覗くと便器に鮮血がついていました。
外痔核の破裂です・・・。
普段それほど気にならなかった外痔核。ついに溜まった血が吹き出し便器まで飛んでいったのです。
同時期に内痔核からの出血も始まります。下腹部に違和感を感じてトイレに行くと内痔核から出血された血が血便となって出てくるようになってしまいました。
そこそこの出血です。血が足りていないのか血便が出た日は軽い貧血のような気だるい状態になってしまいます。
内痔核の悪化
この頃から排便後に必ず内痔核が出てくるようになり、必ず休息をとらないとろくに歩けないし座れない日々が続くようになってしまいました。排便後は30分〜1時間ほど活動ができないのでお通じは寝る前だけしかできなくなります。
幸い内痔核は時間が経てば小さくなり中に戻っていくのでトイレ後の休憩さえ取れればなんとか生活できる状態です。外出先で便意があるとお尻を休めることがほぼできないので、激痛を覚悟しなければなりませんでした。
意を決して病院へ通う
病院での詳細は別記事にまとめますが、ついに恥じらいを捨てて病院で診察を受けます。
診断の結果、外痔核と内痔核のいぼ痔でした。幸い癌ではなかったようです。
手術は必要なく、内服薬と外用薬を処方されました。その時に聞いた話ですと手術まで必要な人は2割り程度と少ないようです。
内服薬で便を柔らかくし、外用薬はチューブ式のもので注入と塗り薬の両方に使えるものでした。
基本的に生活習慣を改善させることで痔の治療を行います。それってつまり完治はしないってことなんですよね。痔を悪化させないで沈静化させるだけで根本的な痔の爆弾は残り続けることになります。
手術で取ってしまった場合はその爆弾を取ってしまうので治ると言っても良いかもしれませんが、再発の可能性はあるそうです。
結局の所は身体を健康に保ち、トイレの使い方に注意する必要があります。この身体を健康に保つという点で当サイトで紹介している乙字湯が活躍してきます。
数回通院し、3ヶ月ほど経ったころには痔も沈静化し普段の生活を送れるようになりました。
病院で治療後、痔が再発!
通院をやめ、薬がなくなって半年ほど経った頃でしょうか、再び痔が再発してしまいました・・・。
非常にショックでした。恥ずかしい思いまでして病院へ通ったのに再発です。しかし、私も痔が治ってきたという油断から生活習慣を悪化させてしまった原因もあります。
痔は治るのではなく一時的に眠るだけ・・・と、気付かされました。
病院に通った経験から「生活・トイレ習慣」「内服薬と外用薬で痔を抑える」ことで痔を改善させられることをすでに知っていました。
そこで困ったのが内服薬と外用薬は何を使うべきなのか・・・。
痔に関する薬は多種多様です。内服薬だけでも数多く、そして高価です。気軽に試す事はできません。そもそも効果を感じるためにはかなりの期間が必要なので使い比べるのが難しいのです。
結局は5年ほどかけて何が良いのか全て試すことになってしまったのですが・・・。
再び病院へ通えば良いのですが、再発してしまうのなら市販薬でどうにかならないかと思い、様々な市販薬を購入し試しました。再び触診でお尻を診られる辛さと味わいたくないのと、通院する時間の余裕がないという理由も大きいです。
乙字湯に出会い、痔が改善された現在
痔の改善は「生活習慣」「薬で抑える」が重要です。そして数ヶ月単位の時間がかかります。瞬時に治ることは決してありません。
様々な市販薬を試してみた結果、漢方の「乙字湯」が痔の改善に最も有効だということが体感できました。漢方というと中国の難しそうな薬のイメージがありますが、実は日本のものです。痔に効果のあるいくつかの生薬を配合したものが「乙字湯」という漢方です。乙字湯が含まれない市販薬を試してみましたが便が固くなったり便秘になったりとイマイチでした。
乙字湯には大きな2つの効果があります。それは「便を柔らかくする」「肛門周囲の血行を良くする」ことです。
乙字湯を飲むことで便が柔らかくなりお通じの負担がかなり楽になります。かつ、下腹部の血行が良くなり身体的な健康に影響してきます。
乙字湯は商品数が多く、乙字湯エキスの量と金額が異なる
乙字湯の商品は有名なものがいくつかあります。それぞれ金額に幅があり、含まれている乙字湯エキスの量も異なります。
中身は同じ生薬を使っているので効能や副作用は一緒です。生薬の配分や量がことなるので下痢になりやすかったりなどの違いは出てきます。
※副作用は人によって異なります。私は一切副作用はでませんでした
乙字湯で重要なのは「継続して購入が可能な料金である」ことです。
乙字湯を飲み始めて半年ほどで痔が出てこなくなる
漢方そのものが長期的に身体を改善する・・・という療法なのですが、乙字湯を飲み始めて半年ほどでやっと痔が改善されたと言えるほどまで沈静化しました。
便の柔らかさは乙字湯を飲み始めて直ぐに実感できます。痔の腫れは少しづつ少しづつ小さくなり、やがて腫れなくなるようになっていきます。
ただし、乙字湯を飲むだけで痔が改善されたわけではありません。生活習慣を改善し、トイレも痔にあった使い方をするなどの努力もしたからです。毎日トイレに30分以上かけているなどお尻に悪いことを改善しない場合は乙字湯を飲んでも一向に改善されません。
次に大事なのは痔が出てこなくなったからと言って油断しないこと。すでに痔になる体質だということを肝に銘じて痔になりにくい生活習慣を続ける必要があります。
すこし調子が悪いな・・・と思ったら、乙字湯を飲むことも大事です。
私と相性がよかった乙字湯は「ピーチラック」
あらゆる内服薬を試して私と相性が良かったものは乙字湯配合の「ピーチラック」でした。
- 一ヶ月分の料金負担が可能な範囲だった(定期購入の割引がある)
- 乙字湯エキスの量がそこそこ多い方
- 見た目が女性向けの美容グッズに見えるし、配送方法も痔を連想させない
- 便がちょうどいい感じに柔らかくなり副作用を感じなかった
- 漢方臭さが殆どない
という点でピーチラックを愛用することに決めました。色々な内服薬を試す期間を除いて、ピーチラックを飲み始めて約半年ほどで痔の改善に至っています。
最後に
約20年前に血便を出してから徐々に外痔核・内痔核が悪化していった感じが伝わったでしょうか?
初期症状の頃に生活習慣を改善していれば外痔核・内痔核の凶悪なコンボで苦しむことはなかったかもしれません・・・。
もし自分はまだ初期症状だなと思う方はまず病院へ!本当に痔なのか調べてもらってください。年齢に関係なく癌の場合もあるので自己判断は非常に危険です。