痔になる原因はこれ!
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痔とは肛門内、もしくは肛門周辺に問題ができる症状のことですが、「いぼ痔」「きれ痔」「痔ろう」の3つが主な症状になります。
なぜ痔になるのか?
それを知ることで痔の予防につなげることができるので、痔になりやすい生活をしていないかチェックしてみましょう!
原因1、生活習慣
痔の原因のほとんどが「生活習慣」が関係しています!
生活習慣が何を指しているかというと、食事や運動はもちろん、トイレのやり方やお風呂に入っているかなどあらゆる事が影響します。
ズボラな性格が影響していることもありますし、仕事上どうしても痔になりやすい行為をしなければならない方もいるでしょう。
座りっぱなし
仕事柄、座りっぱなしの方は痔の予備軍です。血流が非常に悪くなるため、適度に休憩をはさみ、こまめに下半身を動かしましょう。
ドーナツ型のクッションなどは痔になる前から非常に有効です。腰にも良いので痔になる前から使用して血流を良くするように心がけましょう。
立ちっぱなし
立ちっぱなしも座りっぱなしと同じで血流が悪くなり痔になりやすくなります。座りっぱなしの方よりは運動する機会を取りやすいのでこまめに屈伸をしたり少し歩いてなるべく下半身の血流を良くするようにしましょう。
また、靴選びも結構重要です。なるべく紐を結ぶタイプの靴を履き、足を固定するようにしっかりと結びましょう。
香辛料を摂りすぎる
胃腸に負担がかかり下痢になりやすくなります。下痢は肛門に負担がかかるため痔の原因になります。お腹の調子が悪い時は香辛料を控えましょう。
お酒を飲む
アルコールは便秘にも下痢の原因にもなります。アルコールを分解するために水分を使うので便の調子が非常に悪くなります。アルコールを頻繁に飲む方は痔になりやすい傾向があるので気をつけましょう。
トイレの使い方が悪い
長時間トイレに籠る癖がある人は直ちに改善してください。洋式便器に座っているだけで痔へ負担がかかっています。あまりにも長時間座っていると脱腸の可能性だってあるんです!
ウンチをする時は5分以内、2〜3回の力みだけで出るようにしましょう。痔の方は力みは1回だけ!スッキリしなくても小分けでトイレに行くようにしてください。
原因2、体質
一生痔にならない方もしますし、若いのに痔になる方もいらっしゃいます。全く同じ生活をしていても痔になる人はなります。
そこに違いがあるのは体質です!身体の何かしらが弱いため痔になりやすい傾向にある人はたしかにいます。
胃腸が弱い
例えば便秘に悩まされている人は排便時に力を入れる事が多いので、血管に負担がかかりうっ血してしまうため痔になりやすくなります。また、便が硬いため痔を刺激してどんどん酷くなっていきます。
そして下痢になりやすい人も注意が必要です。下痢の場合は消化液が多く肛門がかぶれ雑菌が増えるなど肛門の負担になります。ひどい場合には肛門内に膿がたまり、膿の道がお尻を貫通してしまう「痔ろう」になることも。
便秘や下痢など胃腸が弱い方は肛門の刺激に直結するため痔になる確率が高くなってしまいます。
胃腸が弱い方は消化器科や内科の先生に相談しましょう。薬を使ってでも体調を整えることが大事です!乳酸菌も非常に頼りになるのでヨーグルトやサプリメントで胃腸を整えましょう。
冷え性
冷え性にの方血流が悪くなっている可能性があるため痔への影響があります。血流が悪くなるということは、肛門周囲の血管が細くなりパンクしやすいということです。
この血流が大事だから下半身の運動やお風呂で暖まることが痔に良いとされています。
冷え性グッズを探すのもいいですし、冷え性を診ているクリニックへ相談するのも良いと思います。
原因3、病気や妊娠の影響
本人の生活習慣や体質とは関係なく、病気や妊娠の影響で痔になってしまう場合もあります。
例えばノロウイルスなど下痢を伴う病気にかかってしまった場合にはどうしても肛門に負担がかかってしまいます。早急に病院で原因となる病気を治すように努めましょう。
肛門に違和感を感じたら早い段階で病院の先生に相談しましょう!
妊娠中はホルモンバランスが崩れる影響で便秘になりやすくなります。便秘は痔の原因です。産婦人科で酸化マグネシウムを処方してもらえますので先生に相談しましょう。
また、出産時にともなる力みで痔になる方も多くいます。妊娠〜出産の流れで痔になる確率が非常に高いので、早い段階でお医者さんに相談しましょう。
妊娠〜出産後の授乳中は痔に効果のある薬や漢方を飲めないので痔にならないように気をつける必要があります。
最後にまとめ
痔になる原因は大きく分けると「血流」「便」の2つです。
血流と便は生活習慣や病気など様々な要素が原因になってきます。病気や妊娠などやむおえない事情を除いて生活習慣の改善は個人の努力でできます。
痔の予防・改善には必ず生活習慣の見直しが必要になってきます。自分の生活を是非振り返ってみて改善できそうな事がないか探してみてください。