チューブタイプ軟膏の使い方
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痔の腫れた部分にはチューブタイプの軟膏を塗るのが最も最適で簡単な処置になります。
チューブタイプの軟膏は有名どころであればボラギノールがあります。その他にもいくつか他社から発売されていますが、どれも初めて使う時にどうやってお尻に塗れば良いのか悩んでしまうと思います。
注入タイプや座薬タイプに比べるとひと手間ですが、チューブタイプの軟膏は慣れてしまえば難しくありません。
外出先などで必要な場面が出てくるので使い方を覚えておきましょう!
トイレットペーパーで塗る
手ぶらでトイレに行けるので手軽な方法になります。外出先でもチューブ軟膏さえ持ち歩いていれば痔に塗ることができます。使用したトイレットペーパーはそのままトイレに流せるのでゴミも出ません。
トイレットペーパーを細く折って軟膏を出す
トイレットペーパーをひと切れ取り出し細く折り込みます。この時、トイレットペーパーはあまり多くとらないほうが後で塗りやすいです。幅を2〜3cmくらいに折るのが丁度いいサイズになります。
折ったトイレットペーパーの中心に小豆サイズくらいの量の軟膏を乗せます。軟膏の量が多いと熱で溶け出して下着に染み込み、最悪はズボンやスカートに滲み出るので必要最低量にとどめましょう。
塗りすぎたと思った時はトイレットペーパーで余剰分を拭き取れば大丈夫です。
トイレットペーパーを痔に当てて揉む
細くしたトイレットペーパーの軟膏が乗っている中心に裏から人差し指を当てます。そのままお尻の谷間に沿ってトイレットペーパーを痔に当てます。
トイレットペーパーが薄いほど痔核の場所が判って塗りやすいです。
痔に軽く当てたら、腫れている患部全てに馴染むようにまんべんなく軽く押すように揉んで塗ります。
ゴム手袋を使って指で塗る
毎回ゴミ手袋のゴミが出ますが確実に痔へ軟膏を塗ることができます。そのまま肛門から出てきた内痔核を肛門へ押し込む事もできます。
ゴム手袋は医療用、または料理用のピタッとした物を使用しましょう。PVCでパウダーフリーの物がオススメです。
私は下記の100枚で1,300円の物を利用しています。
ゴム手袋をして指に軟膏を乗せる
使い方は簡単です。ゴム手袋をはめた指の上に軟膏を小豆サイズくらい乗せて痔核に塗り込みます。肛門から内痔核が出てきている場合はそのまま指で押し込みましょう。
しかし、排便をした直後の痔核は非常に腫れているので押し込んでも入らない場合があるので、無理に押し込まないように注意してください。時間を置いて後ほど押し込みましょう。
軟膏を塗りすぎた場合はトイレットペーパーで軽く拭きましょう。使用したゴム手袋はトイレに流さずにちゃんとゴミ箱に捨てるように気をつけましょう。
ゴム手袋を裏返すように外して口を結んでしまえば衛生的にも安心です。
最後に
しっかりと軟膏を塗りたい場合はゴム手袋が良いのですが、毎日となるとゴム手袋代がかさむのと毎回のゴミが面倒でしたので、普段はトイレットペーパーで塗っていました。
お尻休めをしても痔核が戻らない時にゴム手袋に軟膏を塗って痔核を押し戻していましたね。
トイレットペーパーで初めて塗る時に狙いが外れることがありますが、数回やると感覚がつかめると思います。