
トイレの正しい使い方
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痔は生活習慣病です。普段の生活のなかで痔になりやすい行動がありますが、その中でも痔に大きな影響を与えるのが『トイレ』です。
トイレの使い方を改善しない限り、手術で痔核を摘出しても再び痔になってしまいます。痔になりにくいトイレの使い方を徹底して、痔の予防改善に努めましょう。
ウンチにかける時間は1〜3分まで!
実は便器に座っているだけで肛門への負担があります。もし居眠りして長時間座ってしまうと脱腸してしまうほど便座に座ることは恐ろしい行為なのです。
ウンチをどれだけ早く、すんなりとできるかが痔改善への第一歩です。
便意があったらすぐにトイレへ行く
便意があったら我慢せずにすぐにトイレへ行ってください。便意がある時がもっともウンチをしやすいく、最も肛門に負担がかからないタイミングです。
便意を我慢するとウンチは固くなってしまうため後で排便が難しくなる場合があります。
可能な限り便意を感じたらすぐにトイレへ駆け込みましょう。
出ないと思ったら1分でやめる!
踏ん張ると肛門内の血管がうっ血し痔核が成長します。ウンチが出ないからと踏ん張っているとどんどん肛門へ負荷がかかってしまいます。
「頑張ったら出そう」と思ってもトイレから出て、再びチャンスを待ちましょう。1踏ん張りで出るタイミングまで待つのです。
1踏ん張りでトイレから出る
ウンチは1回踏ん張ったら終わりにしましょう。便が残っている感じがして気持ちが悪いかもしれませんが、次の機会まで耐えてください。
そもそも便が残っている感じは痔核が原因の可能性が高いです。この場合はどれだけウンチをしても残った感じがします。
1回のトイレで何度も踏ん張って時間をかけるより、短いトイレの回数を増やしましょう。
トイレットペーパーは極力湿らせる
トイレットペーパーで擦るのは痔に悪いので抑えるように拭きましょう。ウォシュレット機能がある場合は肛門に直接水を当てないように活用したほうが良いです。
ウォシュレット機能がない場合はトイレットペーパーを湿らしてふくときれいに汚れが取れます。それ専用にペットボトルに水を入れて常備しておくのも良いと思います。
または手動で水をかけれるポンプのような携帯ウォシュレットが安価で売ってますので活用しましょう。
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姿勢を正しましょう
洋式トイレの便座に座っている間は姿勢を正してください。スマホを見たり本を読んだりする人は特に前かがみになっていると思います。
前かがみになると腸が折れるので肛門に負荷がかかります。姿勢をまっすぐ正していると腸がまっすぐになるのでウンチが出やすくなります。
和式トイレの場合は腸が真っ直ぐになりやすいので、洋式トイレよりは痔になりにくいそうです。
トイレ後はお尻を洗う
ウンチ後の汚れた肛門を清潔にすることは非常に大事です。痔核が腫れていたり出血がある場合に菌が繁殖して悪化する場合があります。最悪は痔ろうになってしまうことも。
もしウォシュレット機能がついているトイレであれば、ぜひ活用してください。その場合は、直接肛門に当てると痔核が痛い事があるので少しずらして水の流れで湿らせてトイレットペーパーで拭きましょう。
ウォシュレットがない場合は流せるウェットティッシュが使えます。赤ちゃん用の流せるおしりふきが使いやすいです。
痔から汁がでている感じがする場合は定期的にウォシュレットやシャワーで洗い流すことをオススメします。